ホンダには、現在コンパクトSUVのヴェゼルとミッドサイズSUVのCR-Vの2車種がラインナップされています。
各車種のスペックと特徴を紹介し、様々な項目から各車種を比較、個人的なおすすめ車種を決定します。
また、今後のモデルチェンジの情報についても紹介します。
各車種の紹介
ヴェゼル(VEZEL)について
ヴェゼル(VEZEL)は、2021年4月にフルモデルチェンジされたコンパクトSUVです。
サイズは全長4330mm×全幅1790mm×全高1580-1590の3ナンバーサイズとなります。
最新の車種らしいエクステリアとインテリアを採用し、質感も先代と比較しかなり高まっています。
ヴェゼルは以下のような特徴があります。
・SUVの中でも比較的小さめなサイズ感による取り回しの良さ
・センタータンクレイアウトを採用していることによる広めの空間と荷室
・ハイブリッドはe:HEVを採用したことによる22-25km/Lという燃費の良さと力強い走りの両立
・Honda SENSINGの採用による先進安全機能の装備
CR-Vについて
CR-Vは、2016年に海外でフルモデルチェンジされ、日本では2018年に発売、2020年6月にマイナーチェンジされたミッドサイズSUVです。
サイズは全長4605mm×全幅1855mm×全高1680-1690の3ナンバーサイズとなります。
内装の質感は高く、高級感のある車に仕上がっています。。
CR-Vは以下のような特徴があります。
・SUVの中では比較的大きいことによる走行時の安定感
・ガソリンモデルでは7人乗りを設定
・7人乗りが設定されるSUVの中ではコンパクトなサイズ感で取り回しがよい
・センタータンクレイアウトを採用していることによる広い空間と荷室
・ハイブリッドはe:HEVを採用したことによる20.2-21.2km/Lという燃費の良さと力強い走りの両立
・Honda SENSINGの採用による先進安全機能の装備
各車種の比較
使い勝手
それぞれの車種の使い勝手について比較します。
取り回しの良さ:ヴェゼル
運転のしやすさや、細い道での運転、駐車のしやすさなどはサイズ感の小さいヴェゼルの圧勝です。
全長が約275mm、全幅が約65mm異なるためです。
全幅の60mmの数字上では大差がないように感じられるかもしれませんが、
フィットとヴェゼルの全幅の差が約90mmのため、想像よりも大きな違いがあります。
運転に不安がある方は、ヴェゼルにしたほうが安心だと思います。
車種 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | 重量(kg) | 定員(人) |
キックス | 4330 | 1790 | 1580-1590 | 1250-1450 | 5 |
エクストレイル | 4690-4710 | 1820 | 1730-1740 | 1510-1680 | 5-7 |
荷室容量:CR-V(5人乗り)
荷室容量はCR-V(5人乗り)が最も大きいです。
また、7人乗りでも3列目のシートを倒すことで容量が拡大できます。
全長や全幅のサイズが元々違うため、荷物をたくさん積みたい方はCR-Vの一択となります。
ただし、ヴェゼルの荷室もコンパクトカーよりは大きく、十分なサイズが確保出来ているため、
実際に車両を確認してみることが重要です。
乗車可能人数:CR-V(ガソリン車のみ)
ヴェゼルとCR-V(ハイブリッド)は5人乗りとなっています。
CR-Vのガソリン仕様では、5人乗りと7人乗りが選択できます。
7人乗りを求めている場合はCR-Vのガソリン仕様の一択となります。
乗車人数や後席の広さを考慮しない場合は、どの車種を選んでも問題ありません。
走行性能
走行性能は、ヴェゼル(ガソリン)、ヴェゼル HEV(ハイブリッド)、CR-V(ガソリン)、CR-V HEV(ハイブリッド)で比較します。
発進時:ヴェゼル HEV
加速感:CR-V HEV
コーナリング:ヴェゼル HEV
高速安定性:CR-V HEV
安全装備
燃費
燃費ではサイズの小さいヴェゼルのハイブリッドが有利となっています。
しかし、CR-Vはサイズの割に燃費が良く、特にCR-VのハイブリッドはミッドサイズSUVの中では、優秀な燃費となっています。
ガソリン同士で比較するとヴェゼルの方が良いですが、CR-Vに対して大差がないです。
燃費で比較する場合はあまり大差がないと考えた方がよいと思います。
車種 | WLTC燃費(km/L) |
ヴェゼル(ガソリン) | 15.6-17.0 |
ヴェゼル(ハイブリッド) | 22.0-25.0 |
CR-V(ガソリン) | 13.6-14.2 |
CR-V(ハイブリッド) | 20.2-21.2 |
次期型の予想
ヴェゼルについて
ヴェゼルは、現在マイナーチェンジ及びフルモデルチェンジの情報は確認されていません。
2021年4月にフルモデルチェンジされたばかりですが、人気車種のため3-4年以内にはマイナーチェンジやビッグマイナーチェンジを行い、商品力の低下を防ぐと考えられます。
また、その際には自動運転機能の強化によるハンズオフ運転も期待できると考えます。
CR-Vについて
CR-Vは、現在では2022年後半にフルモデルチェンジが予想されています。
フルモデルチェンジによる最新のエクステリアデザイン、内装の質感向上があります。
パワートレインについては、ガソリンとハイブリッドのラインナップに加え、PHEVの導入が期待されていますが、ガソリン車が無くなる可能性もあります。
また、サイズアップされる可能性があり、その場合はハイブリッドやPHEVにも7人乗りが設定されます。
また、先進安全装備として引き続きHonda SENSINGが設定されますが、ハンズオフが搭載される可能性は低いと考えられています。
個人的なおすすめ車種
ヴェゼルとCR-Vの購入を検討する際は、ヴェゼルを検討すべきだと考えています。
その最大の理由は、直近のフルモデルチェンジによる大幅な質感と走行性能の向上のためです。
現行のコンパクトSUVの中では、総合的に判断し、最も購入すべきモデルだと思います。
ぜひ購入の参考にしていただきたいと思います。